北大東島の社員風呂遺構は、北大東島の西北部に位置し、かつての労働者たちが利用していた共同浴場です。 この施設は、鉄筋コンクリート造の平屋建てで、欠円アーチ形のスラブ屋根が特徴です。 正面8.7m、奥行5.9mの矩形平面を持ち、内部は
荒れ果てた社員風呂遺構の内部は、時の流れと共に劣化していく建物の姿を示しています。当時の内部構造は、中央から左右に分けられ、男女別々の浴室が設けられていたよう。当時の労働者たちの利用した施設が、今もその歴史を物語っています。
社員風呂遺構に併設された水タンクの別角度かの写真。直径は約10m深さは不明です。このタンクは、雨水を集めて風呂場に供給する重要な役割を果たしていました。現在も雨水がたまっており、水中にはカメなどの生物が生息しているようです。
社員風呂遺構敷地内の立ち入り禁止ロープが張られた敷地内の写真は、遺構の保護と安全確保のために設けられた措置を示しています。ここから先は水タンクがあります。訪問者はこのエリアに立ち入らず、遠くから見学しましょう。